MUTE BEATのポニー・キャニオン時代のアルバムが再発になるということでそのチラシのために原稿を書かせて頂きました。
2017年3月に発売になったのが『FLOWER』と『LOVER’S ROCK』の2枚で、追って『MARCH』と『LIVE』も発売予定のようです。
MUTE BEATについては、これまでもいろいろと原稿を書かせて頂きました。MUTE BEATは僕と同世代というか、ちょっと年上のバンドで、MUTE BEATの現役時代は原稿を書かせて頂く機会は実はありませんでした。今から29年とか前の話です。
その頃既に音楽に関する原稿は書き始めていたのですけど、音楽誌というよりはスポーツ雑誌の音楽コーナーとかそういうところで書かせていただくというのがやっと、という時代でしたのでMUTE BEATについて原稿を書く機会はMUTE BEATが活動していた時代にはなかったのです。ライヴはたくさん見ていたので、MUTE BEATが活動しなくなってから原稿を書く機会に恵まれました。
今回のチラシはA5が8面あるタイプのもので、MUTE BEATの年表やいとうせいこうさん、デイヴィッド・カッツさん、渡辺祐さんらによるコメントとともに、A5の2面分に「MUTE BEATの切り拓いたダブの地平」という拙文と「メンバー紹介」を書かせていただいています。
メンバー紹介を書いていて2人も他界したという事実をつけられたりしましたし、あの時代を振り返るのは僕にとっても特別なことです。
このフライヤーがどこでどのぐらい配布されているのか把握できていませんが、目にしたらご一読いただけるとうれしいです。
MUTE BEATが現役の頃から長い間、冊子『RIDDIM』をAkemi K.の名前で編集されていたKさんがつい先日他界されました、ご冥福をお祈りします。